ちょっとモヤモヤっとする絵本たち

大好きな大好きな絵本の世界。

でも素敵な絵本なんだけれど、なんだかモヤモヤするなぁ、というものがたまにあります。

以前はそれが良いものだと思って憧れさえ抱きながら読んでいたのですが、どうも気になるところはいつまでも印象に残っていて、再び開いてみてもやっぱりモヤモヤ。

今日はそういう絵本を紹介してみたいと思います。

「わすれんぼうのねこモグ」

わすれんぼうのねこモグ
ジュディス・カー 作 / 斎藤倫子 訳 / あすなろ書房

モグはシリーズになっていて、この作品は第一作目。シリーズ途中から絵のタッチが微妙に変わっていて面白いです。お父さんお母さんは別人のようですから。

まあ、それは良いとして・・・・

わすれんぼうで失敗ばかりのねこモグ。とにかく色々やらかすのですが・・・

ある夜、またまた失敗して家を飛び出したモグが帰ってみると、家の中に泥棒が!

このお手柄で、すっかり家族から見直され、大好物の卵をご褒美にもらえたり、警察からもメダルをもらえちゃうモグ。めでたしめでたし、の微笑ましいストーリーです。

しかし、問題のシーンは、これ。

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衝撃の、泥棒にお茶をご馳走するの図

泥棒が入った!という緊急事態を感じさせない、この違和感。

しかも泥棒にお茶を一杯ご馳走する、ご夫婦のこの余裕と寛容さ・・・

反省している相手を責めない、広い心で受け入れる、というキリスト教的な愛の世界でしょうか。

うん・・・なんというか、人間の対応として理想的?

うーん・・・・うーーーん・・・

以前は、こういうの凄いなぁ、なんて思っていたんですけども。キリスト教の国は、さすが違うなぁ、なんて。

でも、いざ自分が聖書を読むようになり、実際の聖書の神を知るようになると、今まで相当誤った「キリスト教的イメージ」を持っていたんだなと気付かされます。キリスト教の神『主』は悪をバッサリ裁きますから。

悪に対して寛容に対応することが素晴らしい、というメッセージは危険ですし、人間の反応として不自然極まりないですね(笑)

この優等生的偽善感が、今はどうもスルーできません。

同じ作家の絵本ですが、

写真右側の「もう一羽のがちょう」

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このお話は、池に住む独りぼっちのガチョウのカテリーナが、いつも近くに停まっているピカピカの自動車に写った自分の姿に恋をして、いつ出てきてくれるのだろうかと待ちわびます。

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そしてクリスマスの夜、銀行に忍び込んだ泥棒を見つけ、その袋の中身が「恋する相手」のガチョウだと勘違いして追いかけ、図らずも犯人逮捕に貢献するというストーリー。

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またしても泥棒オチですが、こっちの方がまだ違和感ないですね。

そのお手柄のご褒美として、ピカピカの車から本物の雄のガチョウが出てくるのです。

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カテリーナの夢が叶った瞬間!

絵も可愛らしいし、ストーリーも悪くないのですが、このシーン。皆から愛されているカテリーナが色んなエサをもらうのですが・・・

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パン屋さんから貰ったのはクッキー?!パン屋さんったら!
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女の子からはチョコレート?!こらこら、お嬢さん!

毎回どんなもんをもらっているんですか?!いけませんよ!(笑)

そして極め付けは、こちら。

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皆でご褒美にエサをあげるシーンですが・・・ふ、太っ腹!?
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・・・っていうか、ちょっと、パン屋さん!もしもしっ?!
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ちょっと八百屋さんもっ!豆まきじゃないですよ!

度の過ぎたフィーディングをスルー出来ませんでした。(笑)

またまた同じ作家の作品です。ジュディス・カーさんを執拗にディスるつもりは全くないのですけれど・・・

「おちゃのじかんにきたとら」

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ジュディス・カー 作 / 晴海耕平 訳 / 童話館出版

母子での平和なお茶の時間が始まろうとした時・・・

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可愛い絵ですね~。服もお洒落~!

チャイムが鳴り、やって来たのは一匹のトラ!

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とても礼儀正しいトラを招き入れて、改めてお茶の時間が始まりました。

しかしこのトラ、礼儀正しい言葉とは裏腹に、テーブルにあるもの全てを食べて飲み干し、更に家中を物色し、食べ尽くします・・・

トラは礼儀正しく帰っていきますが、水道の水すら飲み干されて、夕飯はおろか、お風呂にも入れない事態に!

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二人はお父さんに事の次第を話します。この非常事態にどこまでも冷静なお父さん。
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お父さんの提案で、レストランに夕飯を食べに行くことに
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どんなことがあっても、楽しむことができるのですね・・・

という、一見前向きなストーリーなのですが・・・・

左の頬を打たれたら右頬も、上着を取られたら下着をも、の精神だと思うのですが、何とな〜くモヤモヤするのは女の子の態度です。

奪い尽くす相手に、全く無警戒なだけでなく、心を許し、うっとり甘えるような態度です。

ジュディス・カーさんはナチスドイツの迫害を逃れてきた人なので、トラはナチスや軍人を表しているのかもしれません。

そう考えると、余計モヤモヤしちゃいますね。

迫害を乗り越えた博愛と赦しの精神にも思えますが、RAPT理論を知ってしまうと、少し見え方が変わります。

以下、ご参考ください。

▶ヒトラーによるユダヤ人大量虐殺はなかった。その背後に隠された誰も語らぬ「河豚 (フグ) 計画」とは。

そして最後に「テレビくんにきをつけて」

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五味太郎 作 / 偕成社

 

お馴染みの、五味太郎さんの絵本です。

この「テレビくん」、言うこと言うこと嘘ばかり。

例えば

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とか

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とか

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とか。

 

好き放題に嘘をついて去っていくテレビくん。しかし何故、敢えて「テレビくん」にしたのでしょうね・・・(ちなみにシリーズで「かえるくんにきをつけて」「とまとさんにきをつけて」もありますが)

「テレビくんにきをつけて」

これは五味太郎さんのテレビへの風刺と心からのメッセージかもしれませんね。

だって現実のテレビも、これ以上おかしな嘘を平気で流していますもんね。

 

 

 

どうか主のお導きにより、皆さんの目が開かれますように。


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