梨の出荷がはじまった!

お天気が優れない関東です。

困ったことに、梅干しの最後の一干しが出来ないままに8月を迎えてしまいました。

今年は梅雨明け前がお天気続きでしたから、干す時期を少し早めれば良かったなぁと思いつつ、甕の中の梅を覗いています。

 

雨が少なかった影響で、梨の生育も遅れているようです。

今はまだ全体的に小ぶりですが、ぼちぼち出荷が始まりました。

お花の段階から見ている私としては、小さめな走りの梨も、立派な梨に育って・・・と感無量です。

 

私が花粉をスリスリしたあのお花が実を結び、良い実を選んで摘果し、枝の誘引や袋掛け作業をやってきたあの梨が、ついにお嫁入りですからね。(良かったら以下の記事もどうぞ)

 

さて、園主の「拾うぞ〜」という掛け声と共に、私達は軍手をして位置につきます。

梨が一つずつ乗るお皿が付いたベルト状の機械が動き出すと、園主がどんどん梨を置いていきます。梨は左から右へゆっくり流れていき、重さ(大きさ)毎に仕切られた部屋に振り分けられていく仕組みです。

一人乗りのトロッコ列車に、ちょこんと腰掛けた梨が、カタコト一列に運ばれて行く様子。可愛らしく、とってものどかな風景です。

それが不意にコロンと落ちて、それぞれの仕切られた部屋に転がっていくのです。

それらを、大きさ毎の容器に詰め合わせていく、この一連の作業を「梨拾い」と言います。名前ものどかですね〜。

容器とは、箱で果物を買った時に、動いてぶつからないように個数分の丸い窪みが並んでいるプラスチックのやつですね。あの青っぽいトレー、誰もが見たことあると思います。

一枚のトレーで5キロの梨が入ります。大きさ毎に20個、18個、16個、14個、15個、13個、12個・・・と、くぼみの数が多い程小さく、くぼみの数が少ない程大きな(重い)梨ということになります。

一枚のトレーの全部のくぼみに梨が埋まると完成、それを後ろの台に置いていきます。

とても単純な作業です。

 

・・・しかし、それが連続でどんどん流れてくるので、さあ大変!

ゆっくりとした単調なリズムに騙されてはいけません。

一枚のトレーが全部埋まって、後ろの台に置きに行っている間にも、どんどん梨が流れてくるわけで、モタモタしていると仕切られた部屋に梨がとんでもなく溜まってきてしまいます。

梨は傷みやすいので、ぶつからないように配慮していかないといけません。溜めるの厳禁!です。

しかも、とりあえずトレーに並べればオッケーというものでもなく、梨のお尻を上に向けて、高さや大小のバランスを美しく見えるように考えて並べなくてはいけないのです。

どのような仕事も、美意識は大切ですね。奥深いです。

 

大体、流す人が2人(園主とベテランさん)、拾うのも2人ですが、1人が電話応対や接客で抜けてしまうと、1人で端から端まで全部のサイズを拾っていかなくてはいけません。

梨は単調なリズムで、これは12の部屋、次は18、今度は20・・・というように、気ままに振り分けられてコロコロ転がってきます。

右に左に移動して拾っていく様は、まるで1000本ノックのしごきにあっているかのようです。

出来上がったトレーを台にどんどん重ねていき、これ以上重ねられないまでになったら、やっと機械が止まるのです。(というか、やっと機械を止めてくれる、が正解ですが。  笑)

さあ、機械が止まって安心したのも束の間、今度は箱詰め作業が待っています。

園主が箱に梨のトレーを入れると、私達は緩衝材(通称:ふわふわ)とチラシを入れて蓋をし、どデカいホッチキスでガチャンガチャンと留め、伝票を貼ってスタンプ押して積んでいく、という感じです。

これがまた、阿吽の呼吸を要求され、リズムを乱してはいけません。

ホッチキスもしっかり押さえて打たないと浮いてしまうし、蓋を閉じる時に箱を叩いて歪みを取らないと蓋がズレて美しくありません。それぞれがなかなか力の要る作業です。

なので、箱詰め作業の時には、箱を叩くタンタンという音とホッチキスのガチャンガチャンという音が鳴り響きます。

タンタン!

ガチャンガチャン!

タンタンタン!

ガチャンガチャン!

このリズムがベテランさんになると、あり得ない速さになるのです。倍速です。ギガ速いです。(笑)

箱や資材が無くなると倉庫に取りに行き、箱が足りなければ作り、黙っていてもあらゆるところに目を配って作業が中断しないようにしないといけません。ぼーっとしている暇はありません。如何に私が普段ぼーっとしているかが思い知らされます。

瞬時の判断、広い視野、冷静な心、軽やかなフットワークが必要です。これがあれば何に於いても無敵ですね。神様、どうか私にそれらを授けてください。

 

昨年は最盛期のお盆の時に初めて入りました。

戦場に一般市民が紛れ込んでしまったかのような違和感・・・ゆっくり教えて貰える状況でもなく、役に立ったのか足手まといになったのか分かりませんが、とにかく必死で夢中で動いていました。

電話なんて恐ろしくて出ることも出来ず、接客なんてとんでもないと逃げ回っていましたけど、その点は非常に成長しました。

今年は2年目だし、準備段階から携わっているので、段取りも掴めて余裕!・・・かと思いきや、「梨拾い」は、やはり苛酷でした(笑)。

地獄の1000本ノック、最盛期の最前線でも全部余裕で拾えるように頑張ります。

 

この仕事に導いてくださった神様、本当にありがとうございます。

毎日が本当に楽しいです。

 

 

神様の統べる世界では労働は喜びです。

時間と身体とをお金と引き換えに切り売りする苦痛の労働から、喜びと共に行いながら報酬を得られる労働へと全てが変わっていきますように。

 

皆さんの汗と苦労が喜びとなりますように。

 

心から祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 


梨の出荷がはじまった!」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。
    私も梨園でパートをしています!(千葉県です)
    信仰を持ったとほぼ同時にこの仕事に出会い、今3回目の出荷の時期を迎えています。
    私もこの仕事大好きなんです‼︎共感できる方がいて本当にうれしいです。
    ストレスなんて皆無だし、仕事の間中ずっと神様とお話していられるのも本当にいいなぁと思っています。
    とくにこの時期、梨の実を傷つけないようとても気を使いますから、終始祈りながら仕事をしている状態です(笑)。神様は必ず守ってくださるので、その度に感動と感謝です。
    この夏もがんばって乗り切りましょうね〜!
    そして、祝福がありますようお祈りしています。

    嬉しくなって思わずコメントしてしまいました。

    いいね

    1. 西脇弘恵さん、
      コメントありがとうございます!
      梨園で働く兄弟姉妹がいらっしゃるとは、なんだかとっても嬉しいです。
      しかも一年先輩なのですね(笑)
      仕事の間中、ずっと神様とお話できる、本当にそうです。
      夏の暑さに加え、この仕事は忙しさの極みですが、共に豊かに恵みを受けて乗り越えられますように。
      西脇さんに神様からの祝福がありますことをお祈り致します。

      いいね

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