労働はスポーツだ!

関東、不安定なお天気が続きますね。

またまた梨園の労働のお話ですが、ご容赦ください(笑)

 

今が梨の出荷の最盛期です。

わたくし、回数を重ねる毎に、地獄の千本ノックに余裕でついていけるようになりました。

あ、地獄の千本ノックとは、大きさ(重さ)毎に機械で選別されて転がってくる梨を拾ってパックに並べて行く作業のことです。詳しくは以下の記事をご参照ください。

梨の出荷がはじまった!

昨年は仕事の流れが全くわからず、只々言われたことを盲目的に必死にこなすだけで終わってしまいました。

小学校に上がったばかりの娘を家に置いて仕事に出るのも心配で、回数もそれ程入らなかったので尚更でした。

たった一年、されど一年、今年は娘も随分としっかりしましたし、何より受験生の息子が午前中家に居るのを良いことに、午前中だけ週5日働くことにしました。

中途半端にやっていたら身体も慣れないし、リズムも感覚も掴めません。

何につけても、いつでも抜けられるように片足だけしか突っ込まず、中途半端かつソツなく立ち回って誤魔化していた私ですが、心を入れ替えました。この仕事をいつまで続けるかは分からないけれど、とにかくガッツリ覚えてやろうと、本気の本腰で仕事しようと思ったわけです。

 

私の働いている農園は贈答用の梨を主にしていて、女性のパートさんを沢山抱えてかなり大きくやっています。

多い時は1日500箱以上の出荷があります。うず高く積み上げられた出荷を待つダンボールは壮観です。

収穫だけは農園主が家族総出で行なっていますが、それ以外の仕事は全て私達が関わり、何でもやるのです。

 

朝は掃除から始まります。お客さん用の休憩所を掃き清め、テーブルと椅子を拭き、トイレを掃除し、大量の麦茶を作り、お客さんが前日に食べた大量の梨の皮を集めて梨畑の奥の堆肥場に捨てに行きます。この園は売り物にならない梨を冷蔵庫に沢山冷やしてあり、お客さんはセルフで食べ放題なのです。皆さん、喜んで沢山食べて行かれます。

いつも梨の皮が入った重いバケツを片手に、堆肥場まで中腰で走ります。普通に走ると枝に頭をぶつけてしまうのです。

私が通り抜けると、枝という枝から夥しい数の蝉が飛び出し、頭上を縦横無尽に飛び交います。まるでロケット花火が両脇から打ち上げられていくような威力です。若葉マークの頃は予測不能の蝉の動きや羽音に怯んでしまい、足を止めることもしばしばでしたが、今では全く気にならなくなり、蝉をよけながら一気に駆け抜けることができるようになりました。忍者のようです。(笑)

また、倉庫に不足の資材を取りに行き、パックを機械の前に並べ、背丈以上に積み上げられたダンボール箱を作業場まで運びます。引きずると底が汚れてしまうので、足の甲に乗せてピョコピョコ運ぶのです。これもコツを掴むまではヨロヨロしてなかなか進みませんでしたが、今ではサッサと運べるようになりました。

トラックから梨がいっぱい詰まったコンテナを降ろす作業も皆で協力して行います。大抵二人一組で行いますが、ベテランさんの中には楽々一人で運んでしまう方もいます。

梱包した梨も、3キロ、5キロ、10キロとありますが、それらを運んで積んでいくのも私達の仕事です。大学生男子のバイトさんもたまにはいますが、それぞれ手の空いた人がやる、という感じで基本的に仕事に男女の差は関係ありません。

全体的に皆さん力持ちですね。

決して楽な仕事ではありませんが(むしろ普通なら敬遠しがちなキツイ仕事だと思いますが)、不平不満を言う人は一人もいませんし、何だか皆嬉々としているように見えます。

というか、実際楽しいのです。

熟練のパートさんが多く、皆どの仕事にも目が届き、瞬く間にこなしていきます。

私は1時過ぎまで残業することはあってもほぼ半日で帰りますが、ベテランさんはお昼を家に食べに帰り、午前も午後も通しで働く人が殆どです。出荷が多い時には夕方6時頃まで仕事をし、それから家で夕飯の仕度、翌朝もサッサと家事をこなして8時半頃には元気に出社してきます。

本当に皆さん、よく働きます。

40代後半が大半ですが、皆さんハツラツとしていてすこぶる元気なのです。

私も負けていられないなと思いました。

 

実は私が心を完全に入れ替えたきっかけとなった出来事があります。とても最近の話です。

私に対してベテランさんの当たりが強くなり、心が挫けそうになったことがありました。

私がやったわけでもないミスも注意されたり、知らなかったことを「それくらい知っていて当然」と言われたり、一挙手一投足にダメ出しされて萎縮してしまい、何で私ばかり・・・と不満や反抗心が芽生えて気持ちが腐りかけてしまったのです。

そのような心は相手に波長で伝わりますから、余計にギクシャクしてしまいました。

家に帰ってからもその悪い流れが続いてしまい、子供達にも不穏な波長が広がりました。やけに娘が私に突っかかってきました。

ある失敗を娘がやったと思って私が注意したところ、それは娘の落ち度では無かったことがわかりました。素直に私は謝りましたが、娘は「何で私ばっかり疑うの?!」と激しく怒りました。毎回その失敗は娘がやらかすことだったので、私は今回も当然娘だと思ったわけなのですが。

最初はゴメンねとなだめてもいたものの、いつもの自分を棚に上げて、今回の私の対応に不満を鳴らす娘に対して、

「だったら疑われないように、こんなこと二度と言われないように、二度と失敗しないように完全になりなさい!」

と思わず言葉が出た時、それがまるで私自身に向けられたもののようでハッとしました。何だか神様に言われているような気がしたのです。

完璧だったならいざ知らず、出来ない、知らない、至らない自分を差し置いて、ちょっと注意されたくらいでイジケていた私。普段の自分を差し置いて正当性を主張していた私・・・恥ずかしいです。

 

ああ、もっともっと私は完璧にならなければいけないんだな、上達することを求められているのだな、と心から腑に落ちました。

 

ベテランさんて、凄〜い!

私にはムーリー!(だって2年目だから〜)

で終わっている場合ではなく、自分が一刻も早くその域に達するべきで、いつまでも新米気分、後輩気分の自分が情けなくなりました。

梨園の労働もさることながら、神様が私に望んでいる成長が、まさにこれだなと思いました。

 

いつの間にか怠惰と高慢と安穏に心が占拠されていて、足りない自分を認めて謙虚になること、何処までも向上心を持って小さなことに忠実であることが疎かになっていました。

 

物凄く悔い改めました。

物凄く祈りました。

 

自分の至らなさや失敗を認め悔い改めますから、何事に対しても高慢な心を捨てて謙虚にひたむきになりますから、どうか私に瞬時の判断力と広い視野と軽快なフットワークを与えてください・・・

今のこの仕事は最終的な神様の御心の仕事とは違うかもしれないけれど、とにかく沢山の学びと練達を与えてくれる素晴らしい仕事です。今私の目の前にあるこの労働についても、とことんスペシャリストになろう、と思いました。

ここで得られるものは全部得てやろう、と思いました。

 

すると翌日、流れが全く変わっていました。

私の心も変わったし、ベテランさんの態度も変わったし、全てが素晴らしく変わっていました。

ベテランさんの事細かな注意は私の成長の為だと心から思え、ただ真っ直ぐに受け止めていると、今まで出来なかった目配りが行き届き、作業も目の前のことでいっぱいいっぱいにならなくなりました。

また更に一皮剥けて、元々好きだったこの労働がもっと楽しくなりました。

仕事を終えて帰るとき、あまりの爽快感に部活を終えた後のような錯覚を覚えてしまいます。

汗だくですが、何処までも爽快感で満たされているのです。

 

ふと、ああ、労働はスポーツだな、と思いました。

 

実際に私の身体は非常に絞れてスッキリし、健康そのものになりました。元々痩せてはいましたが、自然な筋肉と体力が付いて更に締まっています。

先輩や監督の的確な指示や、それに応えられるパフォーマンスを自分が行えた時の嬉しさ。自分の成長への喜び。

うん、まさにスポーツです。(笑)

 

神様、ありがとうございます。

これからも私、どんどん成長して、どんどん健康になって、神様に喜ばれるパフォーマンスを行なっていきたいです。

 

どうか私達一人一人を祝福してくださり、護り導いてください。

 

私と皆さんが共に神様に喜びを与える人となれますように。

日々成長していけますように。

 

心から祈ります。

 

 

 

 


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